めじろぐ2008

フランス中世音楽の日

6月7日は、フランス中世音楽の日。

昼は雑司が谷音楽堂でジョングルール・ボン・ミュジシャンによる「オーカッサンとニコレット」。夜は聖母病院の聖堂で西山まりえプロデュースによる「トリスタンとイズー」の公演がありました。どちらも、チケットは完売状態。演奏は対照的なスタイルのものでした。

ジョングルールの方は、日本語による語りと歌。さまざまな楽器を駆使し、にぎやかに聴かせます。ライブ・ハウスや屋外パフォーマンスに慣れた人たちだけあって、お客さんから手拍子が出たりして、楽しんでくれた様子でした。

印象的だったのは、早めに来場されてチケットはないかと聞いてきたご年配の男性のこと。完売だったので、そのように説明していたのですが、たまたま並んでいた方から、来られなくなった友人の分の余った券を譲ってもらいって入場できることになったのです。その方は2006年に復刊した岩波文庫の川本茂雄訳「オーカッサンとニコレット」(昭和27年初版!)を読んで以来、この物語に関心を持っていたとのこと。終演後も大変感激されて、お礼を言われて、こちらも思わずうれしくなりました。

17時過ぎに雑司が谷音楽堂を出て出演者を見送り、聖母病院へ移動すると、すでに開場の時間。何人かのお客さんは引き続きこの公演も聴いてくれています。

西山まりえさんは、以前にもCD「トリスタンの嘆き」発売記念ツァーで、同じような曲目構成のコンサートを行ったのですが、今回は、かなり多くの曲を歌いました。しかも地声発声で歌う曲と頭声発声の曲を織り交ぜながら。終演後に、よくあれだけ歌い分けができますね、と感想を述べたところ「あんまりよく覚えてないんだ、夢中で」と、あっけらかんと言われるのです。さすが、天才肌のお方。西山プロデュースではあるが、アントネッロのメンバーによる演奏は、いつものように凝縮された力強い演奏。聴くものの心を掴んで離しません。CDが多く売れていたので、初めて彼らの演奏を聴かれた方も多かったのでしょう。

今回の演奏会を最後に、来月から聖母病院の聖堂は取り壊され、2年ほどは音楽祭の会場として使えなくなります。これまでのご協力に感謝してシスター達とスタッフ一同、最後に記念撮影をして、この建物とお別れしました。

(実行委員・もとっち)
[PR]
by Mejirog08 | 2008-06-08 03:20 | 音楽を愉しむ
<< バ・ロックな仲間の輪 カテドラルに響き渡るバッハの感動 >>



目白バ・ロック音楽祭2008スタッフによるここだけの話
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30